他人の賞賛や非難など一切気にしない。自分自身の感性に従うのみだ。
I pay no attention whatever to anybody's praise or blame. I simply follow my own feelings. Mozart

= 14 価値観の審判 =


【醜の光沢に惑わされない】

 

 不正を働く悪人たちは、何も知らない無垢な人間を自分たちの利益のためだけに利用しようとします。邪念がない子供や一般人の正常な心は、悪人たちの表現・演説・解説が紛らわしいことに加え、その異常な心理を体験しておらず、経験的に理解できないため、欺されてしまう場合があります。

 

 都会に生息する悪人たちに欺され、「とてつもないチャンスが転げ込んできた!」と歓喜して、契約書に署名した時点で、もう致命傷を負わされているケースが大半なので、私たちは何が本質的に誤りかを的確に洞察する力が求められます。

 

 人間の本質的な価値は、奴隷たちが軽々しく口にするような「英雄、栄光、成功」などとは縁遠いものなので、醜い宣伝や口車には惑わされないでください。

 

【価値観の出所を見る】

 

 魂の輝く人間が有する価値観は、大いなる宇宙の調和に通じるものです。マインド機能ごとに無数に存在するので、エスプリ画の基本形を用いてみてみましょう。たとえば、

 

直感機能:純粋、罪悪感、調和、平常心、直感力、創造力、動物愛護

精神機能:善意、道理、平和、正義、志、反省、道理、徳、品格、貢献、福祉

思考機能:好奇心、学習、理解、観察、根気、分析、発見、真理、教育

肉体機能:清潔、健康、感動、表現、勇気、挑戦、平等、我慢、飛躍

愛情機能:愛、家庭、育児、家事、優しさ、献身、安らぎ、成長、孝行

集団機能:理念、責任、信用、忍耐、技術、改善、協力、奉仕

  

という具合にさまざまな価値観が存在します。 

 

【人生のすべてをかけて達成すべきもの】

 

 宇宙や自然の美を表現し、美しさについて深く思いを巡らせる人は、人生の終わりの瞬間まで、生き生きとした自己意識を持ち続けることができます。一見、地味な生活を送っているようでも、その意識は心の世界を統制しながら、何らかの役割を担って行動しているからです。

 

 このような人間は、たとえ一時の栄光があっても浮かれず、人生のすべてを掛けて己の使命を全うするものです。その悔いのない人生において、自分にしか分からない胸に刻まれたかけがいのない思い美しい記憶、人生哲学を抱き、あるいは、輝く芸術作品を生み出して展示し、この世を去っていくでしょう。 

   


【自分の使命を自らで悟る】

 

 自らの生々しい体験をアーティスティックに描写すると、言葉にできなかった感覚的な理解が次第に明らかになり、一つの結論教訓を自分なりに導き出せるようになります。

 

 あなたが美醜に加え、善悪・真偽を見抜ぬく力を身に付けて、正しい方向へ向かっているという感覚を得ることができれば、目の前の困難がどんなに大きくても乗り越えられるようになるはずです。

 

 人々の自己意識が独自の価値基準を定め、芸術的な感性を磨き、生きる意味を自らで悟りつつ、世界の芸術交流によって「人類の心」を作り上げていく。そうすることで、悪人たちが宣伝する醜い芸術も勢いを失なっていくでしょう。