
言葉で理解された構造は、
描かれることで、はじめて像を結びます。
以下は、その一例です。
中心に〈自己意識〉。
その周囲に、六つの機能。
大きさと配置は、内面の状態を示します。
強いものは広がり、
弱いものは縮まり、
偏りは、そのまま傾向として現れる。
この一枚は、説明ではなく、
その人の内面の構図そのものです。
人は、自分の心を直接見ることはできません。
しかし、描かれたとき、
それははじめて対象となります。
この外在化こそが、技法の核心です。
本書『エスプリデッサン』は、
この構造を理解するための理論編です。
エスプリデッサンは、知識として理解するだけでなく、
実際に手を動かし、観察し、描くことで深化していきます。