= 6 大道と独創的な前進 =

【イメージ設計から行動へ】

 

 エスプリ画から浮かぶセルフイメージを案内人とすれば、見通しの悪い霧の中でも、自らの道をしっかりと切り開いていくことができます。

 

 たとえば、小説家を目指してサイドエスプリ画を制作する場合、小説家を主題とするエスプリ画を描くため、さまざまな書物を読み、専門の情報を集めてみる。そして、抽出した個々のキーワードを6領域に振り分け、それが終わったら、小説家になるための目標と課題を定めて、将来のシナリオを鮮明にします。

 

【予想外の出来事に備える】


 

 将来のシナリオを鮮明にしてから、実際に取り組んでみると、予想外の出来事がしばしば生じて、多くのミスをしてしまうはずです。その理由としては、、

 

・外界の問題として社会は常に変化しており、周りの状況が刻々と変わっていく。

 

・内界の問題として人間は常に変化しており、自身の未熟さや無知を抱えながら成長している。

 

・エスプリ画そのものも完成された状態ではない。 

 

 よって、目的達成に向けた活動を開始した場合は、自身の外的な変化対応力、内的な自己成長力、エスプリ画の完成度という三つの向上を念頭に入れて取り組むことが大切になります。

 


【部分的な手直し】

発達的変容
He who would learn to fly one day must first learn to stand and walk and run and climb and dance; one cannot fly into flying.         - Friedrich Nietzsche -

 

 日々におけるゴールへの道のりにおいて重要なのは、小さなミスは一つ一つ改めつつ、エスプリ画をデッサンし、時には、エスプリ画そのものを描き直して軌道修正を図ること。そして、神経を最大限に研ぎ済ませて致命的なミスを起こさないことです。

 

 この点、事前の徹底した情報収集を通じて主題に関する全体部分のイメージをつかんでいると、修正すべき部分的なポイントが理解できるため、根本的なミスを最小限に留められます。 

 

 エスプリ画の全体構図を整えていると、「この部分は作り直さなければならない」という気づきを得て、部分修正も感覚的にできます。さらに、目的達成のための最重要な部分や自己の弱点までも把握できるようになるので、そこにパワーも時間も集中できます。その結果、効率的な活動成果につながるでしょう。  

 

【思考+直感】

 

 先行きが不透明な環境下で活動するには、思考と直感を総動員して、エスプリ画を制作することが大切です。特に、サイドエスプリ画を通じて真の探求に取り組む場合、学校で学んだ知識に自らの知恵を加えながら、独自の理論体系(真の内的基準)を作り上げるように努力してください。

 

 自身の知性を鍛錬するためには、答えなどは得られないことでもあきらめず、自ら問いを発して答えを求め続けることが大切です。科学的に判明する領域(学習、読解、仮説、実験、分析、発見、学説など)にて理論を整理し、判明しない領域については常識をかなぐり捨て、自身の直感的な感覚(閃き、洞察、推知、構想、開悟)を頼りに埋めてゆく。

 

【独創的な理論体系】

 

 科学的な論理思考と常識にとらわれない発想の双方の融合によって生まれた理論体系は、自らの体験をベースにした帰納的なものです。しかし一旦、全体の整合性を確保すると、その思考フレームの中で一つの現象の原因や結果の因果関係を推測したり、物事の道理を考えたりできるようになります。 

 

 さらに、真の探求に加えて、美・善の探求も深まっていくと、独自の理論体系(知性)の中で、自らの感性や心性が察知する目に見えない事柄やあやふやな事柄も言葉で説明できるようになるでしょう。

 

※大学受験の学習法を模索中の方はこちらを参照。大学受験への道筋】 

 

 

教えることの最も重要な部分は、知るとはどういうことかを学ばせることです。
The most important part of teaching is to teach what it is to know. Simone Weil