=   2 美と醜の戦いの始まり =

【美しい芸術とメッセージ】

 

 「善と悪の戦い」という世界観を抜け出した後、私たちはどのような世界作りに向かう必要があるのでしょうか? それは美しい芸術を通じた「美と醜の戦い」によって、差別に満ちた醜の温床を取り除いた社会の実現です。私たちは、自然の生態系を破壊する方向へと向かう醜い勢力に対して、純粋な芸術の創作を通じて、毅然として立ち向かう必要があります。

 

 私たち人間も地球の生態系の中にある生き物である以上、健全な動物性を有さねばならず、人命ばかりか、多くの野生の命を奪ってしまう戦争爆撃、さらに、それらの状況を作り上げている醜い権力者たちの感性の異常さに気づくべきです。

 

 醜い勢力の残虐な指揮命令や自然破壊を目にした場合、それらを美しい芸術によって人々に伝えて、注目を集め、「これはやってはいけない。」という例を示すメッセージを世界中に送り、何が醜い行為なのかを明らかにしていきましょう。

 

【固定観念からの解放】

 

 美と醜の戦いにおける現実問題として、私たちは、いかなる人為的圧力や暴言にも屈せず、いかなる不正な指図も受け入れず、いかなる恐怖にも怖気づかず、互いに励まし合いながら戦い、決然と美の真実を求める必要があります。

 

 過去の歴史的観念から自らの意識を解放し、上下を問わず、敵味方を問わず、公私を問わず、大人子供を問わず、醜い人間に対しては、その意図を読み解き、敏感に反応する芸術的センスが求められます。  

 

 このような表現力を介して、良識ある人々が家庭・学校・職場・地域などにおいて、情報を共有し、団結して戦う。

 

 そうすれば、醜い親による虐待、醜い中学生によるいじめ、醜い上司によるセクシャルハラスメント、醜い官僚による文書改ざん、醜い政治家による補助金詐欺などを防ぎ、罪もない弱い立場の人間が精神的な苦痛を与えられるのをやめさせる風潮を作り出せます。

 

 もっと大きく捉えれば、自然破壊の防止、野生動物の保護、あるいは、核戦争の抑止などにつながる文化の形成にも役立つでしょう。 

 

【多様性ある調和】

 

 醜い勢力に毅然と立ち向かい、真相の解明ができる開かれた社会作りに励むことで、私たちは彼らの国民を分断させ、国を混乱させようとする狙いに惑わされず、自分の道を輝く方向へ進むための土台を築くことができます。 

 

 多様な地点から見たこと、聞いたことを勇気を持って表現し、伝え合い、大きなつながりにすることが重要です。私たちが助けたいと願う人々は、表現者の意気を受け止めて、希望や力、困難に立ち向かう勇気を与えられるはずです。

 

 美しい芸術を通じて、さまざまな異なる価値観が生まれつつも、バランスをとり合い、一つの大きな調和が育まれることで、日々の生活が良くなる。

 

 その実現のため、私たちは美の守護者として、世の中にはびこる醜い者たちに対して、自己表現による戦いを覚悟を決めて挑みましょう。 

 



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